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レチノイン酸はビタミンAの誘導体で、生理活性はビタミンAの約300倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。米国ではシワ、ニキビの治療医薬品として、FDA(米食品医薬局)に認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。日本では認可されておりませんが、本院では米国の製品にさらに改良を加えたものを処方しております。レチノイン酸(トレチノイン)の皮膚に対する作用には以下のようなものがあります。
1. 角質をはがす。
2. 表皮の細胞をどんどん分裂させ、皮膚の再生を促します。
3. 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます。
4. 真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的に皮膚の張り、小じわの改善をもたらします。
5. 表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします。
トレチノイン外用によるしみ治療は、原則的に患者さんご自身により、軟膏を塗布するという方式を取っていますので、患者さんがこの治療をよく理解されているということが重要です。本治療の主な副作用に、皮膚炎、炎症後色素沈着などがあります。これらの副作用をおさえるためにも、医師の指導のもとに治療を受けてください。トレチノイン治療を実践される際の手助けとなれば幸いです。
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